★日本で生きる基本を知る~『日本国憲法』

やっと読み終わった、という感じですが、
『日本国憲法』何十年ぶりかで読みました><;↓

日本国憲法 (小学館アーカイヴス)

 

初版は1982年、今から30年以上も前で、
装丁は今と変わらないものの、
当時はハードカバーでビニールのカバーがついていたと
記憶しています^^;

小学館とはいえ、『写楽』というやわらかめの
写真雑誌の編集部の編集なのが印象的でした。

新装版も、旧版と同じく、
憲法の文と見開き2ページごとに交互に
地球・世界・日本を象徴するような、
印象的なカラー写真が挟まれているのが特徴です。

憲法については、中学・高校時代に
社会科で習うはずなのですが、その全文を読んだ記憶は
ありません。

かの有名な九条でさえ、じっくりと読み、
それについて考えたおぼえもありません…><;。

今回、あらためて全文を読んでみて、思うことは
正直言って…「よく分からない」…。

憲法が定めている内容の是非どころか、
書いてある内容そのものを理解するところから
始めなければならない、ということでした。

ただ、私のような読者のために、
本書は、漢字に総ルビをふって、しかもそのルビは
すべて現代かなづかいが使われています^^
(原典は歴史的かなづかいだそうです)

さらに、本文の下に対応して、語句の説明が
書かれているので、確認しながら読むことができます。
この説明を読みながら、なんとか最後まで
目を通すことができましたが、
書いてあることを本当に理解するにはもう少し時間がかかりそうです。

ただ、やっぱり、これだけはっきりと
戦争放棄を明記している憲法を持っているということは、
日本人として誇りにしてよいと思うし、またこの憲法ができるまでに
どれほど大きな犠牲を払ってきたのか、
をいうことを忘れてはいけないと思いました。

そしてその前文に、
「自国のことのみに専心して他国を無視してはならない」
と書いてあることにも感銘を受けました。

私はこれまで憲法というものは、
「日本国憲法」というくらいだから、日本国内において、
日本国民が守るべき規範、あるいは認められるべき権利が書かれている、
と漠然と思っていたのですが、
今回あらためて全文を通して読んでみて、
むしろ憲法とは、他国とどのように共存共栄していくのか、
そのためにすべきこと、とるべき態度の表明、
とさえ感じられました。

そして、国のこと、というとどこか遠い、
個人の力の及ばないものであり、
自分の生活とはあまり関係のないことのように感じていましたが、
国と国との関係は、個人と個人の関係と、
規模は違っても、質的には何も変わらないのだと思いました。

国と国との戦争と、個人と個人との諍いは、
国のことだから高尚なことで、個人のことだから些末的、
ということではなく、お互いを力づくで否定しあう行為であることに、
何ら変わりはないのだと思います。

その関係性をどんなふうに良いものにすればよいのか、
どんな方法で、解決したらよいのか、
それを真剣に考え、実行するのは、
最終的には一人一人の人間にゆだねられていると思うのです。

改憲、ということが取りざたされている現在だからこそ、
もう一度、憲法の言葉に立ち返って、
自らの心に照らしながら、他者との共存共栄を前提とした
よりよい関係性について考えるきっかけとして、
今こそ日本国憲法を読んでみてはいかがでしょうか。

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★中高生の必勝勉強法~『30+2分で夢が実現する勉強法』

夏休みも終わりに近づき、そろそろ新学期の勉強が
気になる季節になってきました^^;

小学生の時代はなんとかなっても、中高生ともなると
親が勉強を教える、ということは
だんだんできなくなってきますね…。

腕におぼえのある親御さんならともかく、
普通の親にできることは、せめて毎日、
元気にすごさせてあげること…かもしれませんが、
それでも最後のあがき?のように、
こんな本を読んでみました^^;↓

30+2分で、夢が実現する勉強法―現役校長が脳の性質を利用して記憶を定着させる学習法を初公開! (南々社新書)

この本の著者は、広島県で長く中学・高校の教育に携わる、
現役の校長先生・中塩秀樹さんです。

現役の学校の先生として、様々な先進的な方法で
実際に生徒の学力アップを実現し、
勉学だけでなく、スポーツやその他の教育改革で
実績を残されているだけあって、
かなり具体的・実践的な方法や提言が満載です。

その方法は、もちろん、旧時代の根性論とは程遠く、
現在分かっている脳の記憶の性質と、
現場での試行錯誤の実績によって培われたノウハウです。

全体は二つの章に分かれていて、
第一章は学力アップの具体的方法について、
第二章では学力の根底を支える人間力のアップについて
述べられてます。

学力アップの章では、一日のうち、いつ勉強するのか、
どのぐらいの時間継続して勉強して、
休みはどのくらいとると記憶が定着しやすいのか、
ということから始まり、

予習、復習の意味とその方法、
睡眠のとり方や試験前のの勉強の仕方、
さらには、記憶力を高める勉強の方法まで、
こと細かな方法とアドバイスが示されています。

さらに、記憶力を増強するための勉強法、
面接や小論文の勉強法、
そして、勉強を継続するためのコツについてまで
これ以上ないくらいの具体的な方法を述べられています。

ほんとに、こういう本を読んでいていつも思うのは、
「あとはやるだけ!」という気持ちの部分、
モチベーションの問題なのですね…><;

この部分についても、第二章のほうで、
中塩先生はじっくりと述べられています。

その第二章の人間力アップの章では、
吉田松陰とマザー・テレサの言葉と思想を手掛かりに、
勉強することの意味、人として社会で生きることの意味を
自らに問い直すことで、
子どもたちに、勉強することだけでなく、
学校へ通うことの意味、友だちやまわりの人とともに
生きる意味を語りかけています。

この本全体を通して読んで思うことは、
自分で実感したこと、考えたこと、行動したこと、
そしてそれを積み重ねたことだけが、
子どものほんとうの生きる力になり、
学力になるのだということです。

そして、そのために親ができることは、
その子なりの感じ方、考え方を理解し、
その子にふさわしいやり方を、よいタイミングと
よい力加減でサポートしてあげることなのだということです。

親主導では意味がないし、かといって、
傍観していても、何も変わらない。
親をうるさがる子どもも、何もしてほしくないのではなく、
自分にちょうどいい助けなら、受け入れるのかもしれません。

毎日の学習の習慣、生活の習慣を少し変えるだけで、
子どもたちの勉強や生活に対する負荷が減り、
より自分らしい生活がおくれることを、
子どもとともに実感したいと思いました。

わが家の場合は、子どもを「早く!」とせきたてているときは、
多くの場合、親のタイムスケジュールが押していることが
原因、ということが自覚できました><;

子どもに「早く起きなさい!」というなら、
親が今よりもっと早起きすること、
「早く寝なさい!」というなら、
夕食の時間を今よりもっと早くすること、
そういうことを具体的に変えていくことなのだと思います。

何にしても、子どもの行為に関しては、親がまず決めるのではなく、
子ども自身に、自分がどうなりたいのか、
どこで困っているのか、どこを改善したいのかを
見つけて、少しずつ変えていくことから始めたいですね^^

遅すぎる…と思わず、親子でがんばりましょう^^/

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◆日常を大切にしたい人のために~『気持ちよくをさがして』廣瀬裕子

何かに心を奪われる──特に、あまり心地よくないことに
心を奪われたまま、違和感のある緊張感をもって毎日を送っていると、
いつしか心が下向きに折れていってしまうような気がします。

そんなとき、意外な助けになるのが、
自分自身の心と体に染み付いている日常感覚だと思います。
「日常感覚」といってもたいそうなことではなく、
その人が心地よいと感じる普段の生活の立ち居振る舞いのことです。

たとえば、朝は何時ごろ、どんなふうに起きるのが心地よいのか、
夜寝る前に必ずしたいことは何か、
どんなものを食べて、どんな服を着ると落ち着くのか──

そんな誰もが毎日していることのなかの、
その人ならではの心地よさを一つ一つていねいに
生活の中で実現していくと、心も体もすっきりと違和感無く
生活していけると思うのです。

この本もそんな個人的な心地よさを
毎日の暮らしの中で一つ一つ愛おしんで集め、語ったエッセイ集です。↓

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廣瀬裕子・著 アノニマ・スタジオ・発行
\1300(税別)

会いたい人に会いに行って語り合い、
好きな場所に出かけて、お気に入りの一品を探す。
そして毎日の食卓を大切にいただき、
自分にとってのささやかな「心地よさ」をいつも心に抱く暮らし。。。

そんな自分自身の「心地よさ」を感じる力が、
エネルギーとなり、ここぞというときに励ましになると思うのです。

私もこの本を読んで、自分の「好き」を、
自分の内にも外にもたくさん探して、
大切にしていきたいと思いました。

この本は著者自身の「好き」を語る個人的な記録ですが、
読む人がそれぞれ自分の「好き」を探求して
暮らしをもっと自分らしく楽しく送っていけるよう、
応援してくれているような一冊です。

外の環境に圧倒されたり、流されそうになったときに
ふと手に取ると、まるでホームに帰った気持ちになれる本といえるでしょう^^
疲れた心にぜひオススメです!

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◆とうとう読み返す気持ちになることができた…

今日から、14年ぶりに辻邦生の『廻廊にて』を読み返し始めた。

最初の1頁を読んだだけで、もう心を動かされてしまう。

やはり、私にとってのベスト1はゆるぎないのかもしれない、と思った。

最近、あるベストセラー小説(直木賞も受賞した作品)を読んだのだけど、

興味深い物語ではあるが、もう一度読み返したい、とは思わなかった。

人の心の問題、生命の問題を扱っているのだが、現代的という意味でリアルではあるけれど、

この作品を読んで、私は「感動」というものを感じなかった。

同じ時代を生きるものとしての共感はたしかに感じるのだが、

その作品を読むことで、それ以上の、なにか突き動かされるような力を感じることはなかった。

それはこの『廻廊にて』を読み返し始めて、余計に強く感じることだった。

この作品の舞台は、遠く20世紀の初頭、ロシア革命のころにさかのぼる。

革命によって祖国を失った、ある亡命ロシア人の女流画家の一生を描いた物語だ。

それは遠い昔の、遠い時代の物語であり、

現代に生きる私が体験してきたことと、あまりにもかけ離れた経験であり、時代背景である。

それなのに、どうしてこの物語がこころに響くのだろう。

私はここに何の共有できるものも持たないというのに…。

これが文学の言葉の力なのだろう。

何の共有体験もない読者に、人間について、社会について、

そして自分自身について、深く感じ、考える時間を生きさせる力。

最近の多くの小説にはない力を、この作品に強く感じる。

その違いを、この作品を読み返すことで、じっくりと考え、あきらかにしたいと思う。

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★のび太の誕生日

昨夜、仕事から帰ってきた夫が、なぜか息子の読みかけのマンガ『ドラえもん』を、

くいいるように読んでいました。

もともとマンガを読むのも描くのも好きな夫。たぶん、定年後の彼の毎日は、音楽とマンガとテニスなんだろうな~と確信をもって想像している私…

「おもしろい?」

と私がなにげなく聞くと、おもむろに、

「のび太って、昭和39年8月7日が誕生日なんだって!!」

思わず、「へ~よかったじゃない! 同い年なんだ~」というと、

夫は「うん…」と、<ほんとうに>にやにやと喜んでいました。単純ですね…

それにしても、のび太くんももう、40歳を越えてるんだ。今年は厄年?! おはらいしてもらわないと。

私と同じ歳のアニメキャラっているのかな?…とふと気になりました。探したいような、探したくないような。

★今日読んだ本

 『82歳の日記』メイ・サートン

 『がんから始まる』岸本葉子

 『漢方小説』中島たい子

 『田園に暮す』鶴田静

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★待ちに待った?休日!

梅雨入りしたにもかかわらず、とてもさわやかなよい天気が続いています。

今週は、仕事で、決めなくてはいけないことがあったり、子どもの学校行事があったり、と気持ちがバタバタしているうちに、あっという間に週末でした。

でも…今日、朝目がさめたときは、「休みだ~」と自然に顔がほころんで。

ゆっくり好きな本が読めるって、ほんとに癒されます…。

今日は、週に一度、本屋に行く日。

私の住んでいる町には、中規模のチェーン店の書店があるだけで、

大規模書店も、小さくても長居したくなる気に入った本屋さんもないので、

子どものビデオを返すついでに、ちょこっと寄るだけ。

すぐに欲しい新刊や、雑誌を購入します。

今日は久々に『ダ・ヴィンチ』と仕事の雑誌を買いました。

『ダ・ヴィンチ』連載の山岸涼子・作、『舞姫』がたいへんなことになっていて、

次号が待ち遠しくなってしまいました(^_^;)

★今日読んだ本

 『82歳の日記』メイ・サートン

 『がんから始まる』岸本葉子

 『漢方小説』中島たい子

 

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ふたたび本の森へ

ほんとうに久々に、この読書日記に帰ってこれて嬉しいです。

といっても、ご無沙汰している間に、新しい本を読んだというわけではないのだけれど…。

子どもを中心とした生活をしていると、読むものさえ、絵本や児童書、子育て関連の本になってしまって、なかなか純粋に自分だけの楽しみの本を読むことに、気持ちも時間も振り分けることができなかったのです。

でも、子どもとの生活は、たかだか20年。

息子が生まれてから8年になるので、あと10年あまりしか、残されていないのですね…! 

こうあらためて書くと、ちょっとびっくりしました。

やっぱり子どもが小さいうちは、子ども中心の読書生活でもいいな、悔いはないな、と思います。

でも、最近になって、子どもの本も好きだし、子どもといっしょに読むのも楽しい、でも、私自身の楽しみの本も、もっともっとたくさん読みたい! という想いがふつふつと湧いてきたのです。

この日記では、読み終わったときの感想のほかに、(できれば)日々、どんな本を読んだかを記していきたいと思っています。

誰かの役に立つ、とは言えませんが(^_^;)、あまり流行とは関係なしに読んでいますので、ニッチな本が好きな方には共感してもらえるかな?…とちょっとだけ期待しています…

毎日、とはいきませんが、これからはちょくちょく更新したいな、と思っています。

どうぞ、よろしくお願いします(^o^)丿

★今日読んだ本

 『82歳の日記』メイ・サートン

 『がんから始まる』岸本葉子

 

 

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日曜日の図書館でオジサンは怒る

 日曜日の図書館は、なんとなく楽しい。

そしてあわただしい。

それは家族連れや友だち同士、そしてカップルでやってくる人たちなど、いろいろな人で賑わうから。

休日の午後のひとときに好きな本を探して書架をめぐり、お互いの選んだ本について語り合う姿を見ると、なんだか嬉しくなる。

しかしそんな気分も、もしかしたらひとりよがりな感傷かも、と思わされる出来事が…。

「なんでそこに出てこなくて、ここにあるんだ!? なにやってるんだ!」

…意味不明ながら、30代後半のオジサンが、何やらカウンターの係員にスゴんでいる。

気の弱い私は、そばにいるだけで縮んでしまった。

なにもそんなにイライラしなくてもよいのに。

内心ムッとした。

でも考えてみればオジサンだって貴重な休日に時間を気にしながら大切な調べものをしているのかもしれない。

そうだとしたら、館内のこのざわつきは、オジサンにとって相当な拷問かも…。

そういえば、家族を呼ぶ私の声も、ちょっと大きかったかもしれない。

オジサンに幸あれ。

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はじめまして!

はじめまして! MAKIです。

本が好きで、子どもが生まれてからは、

子どもといっしょに絵本ばかりを読んでいましたが、

息子も小学一年生になり、最近やっと自分だけの楽しみの本も読める時間ができつつあります。

この日記では、私が個人的に読んだ本の感想を、かなり偏りがあるのですが、純文学(死語ですか?)から生活の本まで、思いつくままにつづっていきたいと思っています。

感想などお聞かせいただければ喜びます!

また、別サイトで子どもの本のご紹介もしています。

こちらのほうも、どうぞ、よろしくお願いします♪

http://ehonroom.jugem.jp/

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